とずけんどっとこむ

更新日 2011-09-24

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とずけんどっとこむ都図研のマーク-2(白).png〜Tozuken.com〜

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「この日記、MYブログへと転居します!」・・・2010/6/11(金)

○思えば、気づくのが遅かったのでした。ローテクのぼくのようなおっさんは、しょうがないですね。
毎日、毎日、原稿をアップするのは、それこそ死に物狂いの「修行」のようなものです。HP担当の「菅原亮先生」は、雨の日も、風の日も、デートの日も、病気の時も、二日酔いの時も、インシア大会の帰りの新幹線の中でも、ぼくが背骨を骨折して死にそうな時も…この3年半の間、片時も、この「とずけんどっとこむ」のアップの仕事を忘れたことはありませんでした。ここまでくると、ぼくは毎日のメールのやり取りで、菅原先生の「こころの状態」がわかるようにまでなってしまいました。(笑い)
ところが、こんなローテクのおっさんでも、はっと気付いて、ブログをいじってみると、なんだか、立ち上げることができそうなことがわかりました。そこで、決心して「転居」することに決めました。
これで、菅原先生も、熱い熱い金曜の夜を存分に過ごすことができるはずです。「あなた、私より大事なものがあるの?」なんて、責められずに済むのです。(ワオ~)

「ひつじ@2010」は、「ひつじCafé(子ども・ART・文化)」に転居します。
http://blog.zaq.ne.jp/hitsujicafe/

菅原先生、ほんとうに今までありがとうございました。
これとはまた別の「お仕事」いっぱいお願いしますので、よろしくね。チャオ!

また、これまで、御参観いただいた皆様も、引っ越し先に、ぜひ遊びに来てください。

「美術教育のアーカイブ化」・・・2010/6/10(木)

image002-2.jpg美術教育のまとまった資料のアーカイブ化は、これまでなかった画期的な出来事です。 このブログでもリンクを張らせていただきました。○美術教育の「資料」はこれまで、個人的で断片的なものでした。
この度それらのまとまった資料がWEB化され、誰からも活用できる資料としてアーカイブ化する試みは、たいへん喜ばしいことですね。
この成果は、「美育文化協会」に寄贈された故・熊本高工先生(熊本文庫)の膨大な資料をもとに、山口喜雄先生、藤澤英昭先生、柴田和豊先生、天形 健先生、春日明夫先生、福本謹一先生、永守基樹先生、新関伸也先生たちがおこなった「平成16〜18年度科学研究費補助金基盤研究B「日本の美術教科書・美術文献資料のアーカイブ化に関する研究」(課題番号16330172)」もとにしたものです。
研究趣旨によれば…

我が国刊行の大正・昭和初期及び第二次大戦直後の美術教科書ならびに美術教育関係文献資料(以下、美術教育文献と記す)の空白部分を後述する「熊本文庫」のアーカイブ化を通して解明し、社会的活用に資する目的で設定


…とあります。
放っておくと霧散してしまう多くの資料がまとまって、保存されるのはたいへんありがたいことだと思います。
現在、美術教育の研究者や実践者は、「世代交代」の時期を迎えており、若い先生方にとってもたいへん貴重で有意義な資料だと考えれれます。
個人的には、「日本美術教育主要文献解題」などは、現在出版され続けているものが逐次資料化されていて興味深いです。
「熊本文庫」や「学会の発表」「さまざまな研究会の発表資料・文献」「シンポジウム」etc…資料が整うことで、ある程度俯瞰された美術教育の様相が開けてくるのではないでしょうか。

現在進行中のプロジェクトですので、まだ、資料化が不十分なところや「検索機能」が働かないところもあるようなので、今後に期待したいと思います。
穴澤秀隆さんをはじめとする美育文化協会の方々の努力にも敬意を払いたいと思います。

「教師養成の制度が変わる!?」・・・2010/6/9(水)

○「教師の資格」や「教員免許」の制度が、6月より中教審で議題にあがり、2011年の通常国会に法案が提出されるのではないか、という報道がなされました。(5月31日「朝日新聞」)
「教員免許取得」に関しては、
現在の4年制から、6年生へ。教育実習も2〜4週間から1年間で「一般免許状」取得へと。
「専門免許状」に関しては、8年間の教員経験後、教職員大学院で単位取得し、「専門免許状」の取得。
というものです。
現在、1955年以降生まれの先生方は「教員免許更新制」で、大学などで講習を受けないと、免許が失効してしまう制度が実施されています。(こちらは、制度がなくなるといううわさがありましたが、今のところその情報はありません)
この背景には…

  • フィンランドなどの先進諸国は、教師の資格要件として「修士レベル」が潮流となっている。
  • 学校現場の多忙化(40年前よりも月当たりの残業が一か月で5倍も増加)による研修機会の低下。
  • 不登校、暴力行為、日本語教育、特別支援などの、新たな教育課題に対応した知識技能の取得。

また、「段階の世代の大量退職」による世代交代にともなう教師の資質能力の向上。
…などが、あるようです。
 ただ、学生が6年制で、本当に教師の専門性が向上するのか?また、経済的、時間的にも耐えられるのか?そもそも、教師の専門性は、現場での「同僚性」や「共同性」によって、学びとられていくものではないかなどの疑問が浮かびあがります。
 今津孝次郎(名古屋大学名誉教授)さんは、「教師の資質能力の向上」について「教員養成から、退職まで」を見通した、一貫した政策の重要性を指摘しています。
 「教師の資質能力」とは、「観察しやすく量的に評価できる能力」と「人間性に根ざした量的な評価がむずいかしい資質」が一体化したものだと述べています。
「資質能力」とは…

  1. 教科指導・生徒指導の知識・技能
  2. 学級・学校のマネージメントの知識・技能
  3. 子ども・保護者・同僚・地域との対人関係能力
  4. 授業観・子ども観・教育観の確立
  5. 教職自己向上に向けた探究心・向上心

の五つの層からなると指摘しています。1から5に向かうほど資質的要素がつよくなります。5は、常に1〜4の要素を支えるものです。

 これまで、1と2ばかりが、取りざたされてきて、3〜5は、見落とされてきたと述べています。むしろ、1や2の表面的な技能は、目に見えやすいのですが、それを本質で支える探究心や世界観がなければ、何のための技能なのか不明になってしまいますね。
 現在、俎上に上がっている制度改革に関する話題も、総合的な政策の中で検討されないと、無駄になってしまうでしょう。
 けれども、5の探究心や世界観の醸成は、量的な評価ばかりが尊重される社会的な風潮や経済主義的な人事管理が組織に浸透しつつあるシステムの中では、なかなか難しいかもしれません。教師の自由度や自立性が、保証される環境がないと、育まれないのではないでしょうか。

「清志郎の本とCDが届きました!!」・・・2010/6/8(火)

image003.jpg「『文藝別冊忌野清志郎デビュー40周年記念号』河出書房新社、2010年3月と新譜アルバム(2010.3)」image001.jpg

○先日、注文していたCDと雑誌が届きましたよ!さっそく、CDを聞きながら、読ませていただきました。「文藝」の方は、いろんな方が文章を寄せていました。
特に、面白かったのが、「高校生時代のノート」や「マンガ」を生写真で掲載しているコーナーでした。生だと、それを書く人の人柄や個性が伝わってくる感じがします。
image008.jpgそのなかで、いまのぼくには「耳が痛い文章」をみつけました。名づけて「忌野先生の学校論」。高校生の清志郎の「学校」や「成績」の意味について、自分の立場を明快に述べています。(はっきり言えてるというのが大事ですね。問題は何も考えていないということです。この時点で、清志郎はすでにデビューしています)
しかし、思い出してみると、高校生のぼくも、同じこと考えていましたね。(苦笑い)
CDは、もしかして、最後のCDになるのかしら…

「野々目圭三展—穴澤編集長の鈴木五郎先生訪問報告」・・・2010/6/7(月)

○現在「戦後美術を考える展〜野々目圭三を通して」を企画中です。実行委員の穴澤さんと鈴石先生が、「新しい絵の会」で活躍された、鈴木五郎先生を訪問した「報告」が、メールで入ってきました。
子どもの絵に関して、そのインタビューでは、たいへん重要な発言がなされています。この問題は、図工教育の根底に現在でも、引き継がれている「問題」でもあります。
たいへん重要な発言とぼくも考え、穴澤編集長の「報告」を掲載したいと思います。

◆鈴木五郎氏取材報告 穴澤 秀隆(「美育文化」誌編集長)

6月3日(木)に、穴澤、鈴石で鈴木五郎氏を小金井市のご自宅にお訪ねしました。
鈴木五郎氏は、元・新しい絵の活動家で、福島県の本宮小学校時代の実践は広く知られています。氏は、いわゆる「創美論争」では「認識派」の急先鋒として、創美の放任主義を舌鋒鋭く批判されました。けれども、鈴木氏はその後、新しい絵の会をも離れられています。これには、政治的立場の相違が原因であったようです。

その鈴木五郎氏に、先週、TELしたところ、氏は開口一番、
「私たちは、子どもの絵を図工・美術の教科の問題として捉え、教科性を確立すべきだという主張をしてきましたが、それは大きな間違いでした。子どもの絵は、教科の問題として論じるのではなく、子どもの表現の問題として扱うべきなんです。その意味で久保さんが主張したことは正しかった。私たちは大きな間違えを犯してしまったんです。」
と、一気に話され、
「私が今、いちばん気になっている人は野々目桂三さんです。野々目さんはどうしておられますか?」
と、質問されました。
私が、電話を掛けた目的も言わず、まして野々目先生の名前を口にしていないにもかかわらず、氏がそのように言われたことに、私はつよい衝撃を感じました。そこで、早速そのことを鈴石先生に報告し、取材に同道していただくことになりました。
(中略)
前記の「私たちの誤り」ということを、氏は、少なくとも20回、いや、30回以上は言われた気がします。残念ながら、それ以上に内容のあるお話しを聞くことはほとんどできませんでした。
けれども、氏の「つよい思い」それだけ伝わってきたということでもあります。

また、私と鈴石先生が密かに期待していた福島県の本宮小学校時代の指 導作品は、教科書会社に渡してしまったとのことで、お宅にはありませんでした。それでも、書斎にあったカルトンに古い児童画が20枚ほどあったのを、私たちは目ざとく発見しお借りしてきました。

今回は取材の成果は多くはありませんでした。しかし、鈴木氏が繰り返された発言には、じつに重いものがあります。
それを改めて考えることができたのは、意味深いことであったと思います。

以上、ご報告まで申しあげます。


※ポスターは、現在検討中のものですが、こんな感じになるそうです。
ピクチャ 1.jpg

「教育美術アンド美育文化など」・・・2010/6/6(日)

○先日は、「財団法人教育美術振興会」の評議委員会があった。この会は、雑誌『教育美術』誌などで、皆さん知っている会であろう。もうひとつ、「財団法人美育文化協会」というのもあり、雑誌『美育文化』誌を発行している。このふたつの財団が、美術教育の振興に関する数少ない支援団体でもある。
けれども、昨今の「活字離れ」で、この二誌の販売部数は、かなり減ってきているようである。若い先生方にはぜひ定期購読していただくと、造形教育業界の情報が得られるのではないかと思う。
また、「公益法人制度改革」のより、財団法人の在り方を見直す時期にきているという。
ウィキペディアによると…

制度改革の目的は、民間非営利部門をして日本の社会経済システムの中でその活動の健全な発展を促進させるために、行政委託型公益法人を含めて1896年(明治29年)の民法で定められていた公益法人制度を抜本的に見直すことにある。
すなわち、寄附金税制の抜本的改革を含めて、「民間が担う公共」を支えるための税制の構築を目指すことにある。その前提として法人法制の改革が進められている。現在、内閣府の公益認定等委員会(民間人による合議制機関)で「不特定かつ多数の者の利益」に関するガイドライン(いわゆるパブリック・ベネフィット・テスト)の審議が行われている。
この公益法人制度を抜本的に改革するため、2006年3月に「公益法人制度改革関連3法案」が閣議決定され、同年5月に第164回通常国会において法案が成立した。2008年12月から施行され、新制度に移行している。
その柱は、法人格取得と公益認定の切り離し、準則主義による非営利法人の登記での設立、主務官庁制廃止と民間有識者からなる合議制機関による公益認定、公益認定要件の実定化、中間法人の統合、既存の公益法人の移行・解散などである。
税制については、2008年1月23日に税制の改正案が国会へ提出されている。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E7%9B%8A%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%88%B6%E5%BA%A6%E6%94%B9%E9%9D%A9より)


教育の制度改革も変わってきているが、こうした財団法人の制度も改革期にきているのであろう。

ところで、教師養成の6年間の制度や教育実習1年間への延長、免許更新制など、今取りざたされてるが、教員の専門性は、どのように培われてきたかという実質的なあり方を検討しないと、かなり無駄な負荷のかかったものになる恐れがありますね。

「東京都造形教育協議会」・・・2010/6/5(土)

○昨日は、青柳小学校で6時半より「都造協(東京都造形教育協議会)」があった。また、落合第六小学校でも、都図研事務局会があり、役員は半分に分かれて、活動した。
「都造協」というのは、東京都の造形教育団体、つまり、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、特別支援が集まり、東京都の造形教育について活動していくことを目的とした団体である。
「関ブロ(関東甲信越静地区造形教育連合)」と「全国造形教育連盟」の活動母体として、これまで活動してきた経緯がある。が、実質的には、「都図研」と「都中美」が運営を担っている。(東京都の造形教育自体が自体が十全に機能していない経緯がある)
「関ブロ」の役員は、2年交代で、「都図研」と「都中美」で交代しながら行ってきたし、「全造連」の「委員長」や「事務局長」を担ってきた。
実は、日本の造形教育団体は、組織として十分に、構造化されておらず、全国組織もふたつあり、また、運営や参加状態も、十全とはいかない、ぜい弱性をもっている。学校種別の「たて系」と地域間の「よこ系」がうまく織り込まれていないのである。
最近では、各地域の造形教育団体自体も、世代交代などが進み、運営に四苦八苦している部分もあるようだ。ぼくの個人的な大きな推測では、10年後の学習指導要領の改定で、現在の詰め込まれた教科体系の再構造化がおこなわれるように感じている。その時、造形教育は、生き残れるであろうか?
現在の40歳中頃~50歳あたりの先生方は、こうした事態に直面する世代であるが、こうした事態の対応する力や組織力を保持することができているであろうか?

「芸術文化振興会日独青少年指導者セミナー&東京都小学校教育研究会連合」・・・2010/6/4(金)

image002-4.jpg○昨日は「芸術文化振興会日独青少年指導者セミナー」の会合があった。これは、日本とドイツの美術教育関係の指導者を交換で2週間短期研修をおこなうものである。今年で三年目となる。ぼくの委員も三年目となる。文科省の事業を委託され、振興会が実施している。美術は今年で最終にimage005-1.jpgなる模様なので、時間が都合のつくかたは応募してはいかがでしょうか?6月下旬ぐらいか7月には、募集要項ができると思います。
○夕方から、プラダのビルを通り過ぎたところにあるフロラシオン青山で「東京都小学校教育研究会連合」(通称:都小研連)の常任理事会、総会、懇親会があった。都図研からは、本間理事長、福岡副会長、加藤副会長、平田副会長、辻が参加した。
この都小研連が都図研の研究会としての存在を保証する根拠であり、他さまざまな図工の任意の研究会・団体と異なるところである。
東京都の公立小学校において教科研究がおこなえるのも、公立小学校長会長が理事長であるこの都小研連があってはじめて成立する(理事長:泰明小学校、向山校長先生)。
image006.jpg教員の世代交代が激しく進むなか、都図研として、また、都教育委員会が認定する教科研究会として研究を推進していきたいと考えている。
若い会員の先生方、都図研の主催する研究会にどんどん参加してください。(各小学校、地区から研究分担金がでているので、必然的にあなたは都図研の会員です)

「文京区図工部実技研修会」・・・2010/6/3(木)

image002-2.jpg○昨日は、文京区の礫践川(れきせん)小学校で、図工部の実技研修会が、おこなわれた。ローラーを中心とした版画の実後研修で、クラフテリオさんの指導で、さまざまな方法を紹介され、実技をおこなった。
ローラーを中心としたやり方は実にたくさんあることがわかった。昨今の人員の変動では、今後、実技研修というのは重要な位置を占めてくると考えられる。というのも、最近は、大学で、実技そのものを体験してこない新人図工教員もおおくいると考えられるからだ。
ただ、実技研修の大事なポイントは、子どもに、こうした技術を接近させる、あるいは、授業の中で、活かす、ということであろう。(でないとたんなるマニュアルになってしまい、子どもの表現を引き出せないから)
図工教育の専門性とは、技能と子どもの成長を結びつけるところにある。図工教育が、たんなる芸術を教えるための教育ではないゆえんであろう。
6月の都図研研修局の「研修Ⅰ」も実技研修をメインに組み立てている。時間のあるかたご参加ください。

「今日はいい天気」・・・2010/6/2(水)

○学校に7時につき、2年生の授業の準備を終えたところです。共同で「たのしいまち」をつくっています。
窓の外をみるととてもいい天気です。新宿の高層ビルがみえます。きっと向こうの方でも楽しい図工がはじまるのでしょうね。
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「江古田、日大芸術学部・今週の予定」・・・2010/6/1(火)

image002.jpg○月曜日は振替休日だったので、江古田まで散歩した。すると日大の芸術学部がみごとにリニューアルされて建っていた。なかなかかっこいい建物で、周囲の環境ががらりと変化していた。
美術大学は、郊外にあるのが常だが、大学は都心にあったほうが、利便性や機能などの点から見て、学生にとっては利点が多いかな?現在、児童数減少のなかで、学生の確保に各大学もたいへんらしい。私立大学の自然淘汰の時代がはじまっているのかもしれない。

○今週は6月に突入です。「文京区の区小研」、「日独青少年セミナー」、「都小研連」、「都造形教育協議会」、「教育美術評議委員会」など、会議が目白押しとなってきた。

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